老いのひとこと

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 毎年のことながら12月の初め頃にどか雪が來る。
 決して根雪にはならずに一度は消え失せるはずだ。
 ところがどうしたことか今年は些か異変を来たしているようだ。
 ここ数日来よく降るではないか。
 雪かき出動を繰り返す。
 絶好の地の利を活かしふんだんに出動する。
 城谷川と大きな農業用側溝に面し他人さま方には
申し訳なく思いつつも老骨に鞭打つ。
 とは云うものの実のところは”情けは人の為ならず”の言葉通り何んとも現金なもので御身の運動不足解消のための策謀に過ぎないのです。
 
其処へ以って、ついうっかり油断したばかりにタイヤ交換の好機を逃してしまっていた。
幹線道路は融雪されるとはいえ万が一もあろうから土曜講座は欠席いたした。
寒気が立ち去った日曜には何とか交換が適えられました。
でも、8本のタイヤを脱着し交換する作業はやはり困難を極めました。
加齢と共に悲哀を感じる度合いがいや増す増す思い募るばかりだ。
重いタイヤを支え四穴に四本のボルトの位置を一機に宛がうことが出来なくなってしまったではないか。
幾度となしに繰り返さねばならぬ悔しさに歯軋りしたのです。
もはや限界と感じたが中断も敵わずおのれを信じて黙然と作業するしかなかった。
あと何回続くものか、続けられましょうことか。
炬燵に潜りこんで茶を飲みながら、そんなことを自問自答した。