老いのひとこと

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連戦連勝を重ねるラクビーチームにも国技たる大相撲にも外人部隊の精鋭たちが燦然と輝く。

スポーツの振興には国境はないとは云え大鵬関が日本国籍を取得されたニュースにはにっこり頷かざるを得ない。

島国であっても太古の昔から異国の文物を進んで取り入れ同化させる技量と寛容の精神に満ち溢れていた。

其の先人たちのDNAを今のわたしらも確と受け継いでいるのでありましょう。

大相撲金沢場所で四千人もの市民が120名のお相撲さんたちを引率する異国の横綱御二人を盛大に大歓迎した。

物静かな金沢人気質とは云え二人の横綱や郷土が誇る遠藤・輝・炎鵬の三関取には割れんばかりの大歓声が沸き上がる。

足のしびれを忘れおのずと拍手に巻き込まれる。

これぞ日本人同志の同胞意識に意気投合した場面だ。

 

小用ためにトイレに立った、結構な混みようです。

何んと力士さんと共用ではないか、帰り際に関取蒼国来と出合ってしまった。

思わず声を掛けていた。

「蒼国来さんですね」の声ににっこり笑って頷いてくれた。

「わたし中国大好きです」と云い掛けようと思ったが言葉が出ずに「頑張ってください」とだけ声を掛けた。

彼はもう一度頷いてくれた。

意味不明な国際親善を果たしたものだ。

只今わたしは苦笑しています。

 

格闘技の戦士には違いないがまるで京劇俳優と見違えるほどの美男子ではないか。

素肌の張りがはち切れんばかりに漲る健康優良なる力士さんでした。