無断掲載
新聞のコラム記事に面白いことが書いてある。
栃の心関の辞書には「変化技」の文字がない。
真っ向正面からぶち当たる正攻法相撲に徹する力士なのだと云う。
会場騒然となりブーイングが鳴り響いたたという。
先日、久方ぶりの党首討論が在ったのでテレビにかぶり付いた。
当然、横綱相撲を期待した。
只でさえ弱小野党が四分五裂し持ち時間はスズメの涙。
短時間でもよい四つに組んだ丁々発止の鬩ぎ合いが在るやに思いきや何とも興ざめ。
只でさえ少ない短時間決戦に於いて時間浪費の策謀見え見えの寸劇が演じられていたようだ。
論議が噛み合わない。
逃げたり躱したりの変化技に終始する此れぞ茶番劇と云えまいか。
当然ブーイングが在って然るべしにも拘らず世論の動きがないから不思議なのだ。
むしろ盛大なる拍手が鳴りやまないのだから凄いとしか言いようがない。
本当は、逃げ隠れしない命を賭した真剣勝負を見たかった。
両者真向に斬り結ぶ相討ちの面技を披露してほしかった。
こころが奮え日本人であることを再認識させて呉れるような勝負を見せてほしかった。
日本の国技たる大相撲に今異国人大関が誕生した。
真っ向正攻法で勝負する異国人大関が誕生しました。
美しい国の盟主たるお方は其の上を行く美しい範を垂れて然るべしと思うのです。
