老いのひとこと

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       無断掲載

 

今日は祝日であると同時に祭日でもある。

学校も会社も病院も老人ホームまでもお休みにして国を挙げて天皇即位の礼正殿の儀をみんなでお祝い申した。

高御座より発せられる天皇のお言葉に陶然と酔いしれ国中みな霊験あらたかなる一日でありました。

日本国憲法に則り更には父上の歩まれし道を矩としてより一層世界の平和に寄与したいと頼もしいお言葉を頂戴した。

古式ゆかしき日本皇室行事の荘厳さは電波に乗り国内はもとより全世界に響き渡った。

 

 

われら国民に賜ったお言葉に安倍首相が謝辞を述べ万歳を三唱し皆が其れに唱和し祝砲を全世界に轟かせた。

音量をセーブした感はあったがそれでも国威をいやが上にも発揚させる場面でありました。

主権の存する日本国民の総意に基ずく象徴天皇を仰ぎ見て万歳を唱えるはどうしてもある種の違和感を覚えてしまう。

前例に従ったとは言え、玉座天皇以上に本日の皇室行事の主人公が時の権力者の側に在るかのような変な錯覚に陥いる。

斯くなる邪まな懸念を抱くは下衆のなす業かもしれない。

 

 

ただ救いは二千人にも及ぶ国内外の参列者のその中に相良倫子の名があるやに聞いた。

皇室が招待したのだという。

勇気のある英断ではなかろうか。

一番最初の発意はおじいさんかなおばあさんかな、それとも若しかして或るいはひょとして・・・