老いのひとこと

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われ弱冠33にして新居を得たり。

多分に義父良一からの支援で新保本に居を構えたのが1968年昭和の43年のことになる。

丁度、相前後して三人の息子たちにも恵まれた。

小さなマッチ箱に相応しくない鯉のぼりが義父よりプレゼントされたのです。

彼らはみな世間の荒波を乗り越え見事に苦難を登り切って一角の龍に育ってくれた。

鯉のぼりに肖り、其の功を奏したと云えまいか。

高尾に移りし後も孫たちの登龍を願い遂先年まで慣わしに従ったのだが迫り来る年波には勝てず身の危険を案じ断念せざるを得なかった。

皐月を前に保育園への寄贈を思い立った。

先日の絵本同様に今回も快諾を頂戴し園児らの頭上に薫風に舞い、そして靡いて呉れることだろう。

 

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