老いのひとこと

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              無断掲載

 

祭典が始まったばかりなのに「後の祭り」では馬鹿げていてお話にもならないが何んと云っても森喜朗会長人事が事の発端であり味噌を付けたことになる。

若しやあの折に下馬評に揚がった谷垣貞一氏が車椅子の車上より指揮を執られたとすれば随分変わった事態へと展開したのではなかろうか。

能弁でしかもスポーツ利権を駆使し金を工面する力量とは無縁であったにしろ貴重な人生体験から少なくとも弱者の視点で東京五輪を俯瞰的に捉え時代にマッチした絵柄を彼ならば見事に作成していたであろうにと悔やまれる。

或いはひょっとして中止の英断に至ったかも知れない。

 

敢えてコロナ禍の中に於いて東北復興の道筋にスポットライトを当てながら全世界に夢と勇気と叡智を知らしめる壮大なる構想をあの谷垣さんなら果たして呉れたような気がしてならない。

 

 

兎に角、開催ありきの一点張りでハチャメチャ我武者羅に味噌の糞も一緒クチャにして五輪は動きはじめた。

斯くなる上はどうかデルタの神々よ、しばし五輪の美技に見惚れて蔓延を御控えくだされ、お願い申す。