老いのひとこと

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灯台笹(とだしの)を出て緑陰を縫うように丘陵地帯を走り先端大学院を抜け坪野を経由して仏大寺に入るように促した。

と云うよりもお強請りしたと云う方が早い。

何年ぶりかで仏大寺の冷たいお水にお目に掛かりたい。

嘗て度重く足繁く大きなタンク持参で美味しい清水と云おうが天下の名水と云う名の遣水観音霊水を求め来たりし頃を想い返した。

手入れの行き届いた杉木立はむかしと変わりなく観音御堂には此れ又むかしと変わらず地下水がふんだんなく湧き出流る。

見聞が広くしかも深い筈のふなださんと云えども此処霊水堂は範疇外であったと云う。

乾いた咽喉を否というほど潤した。

 

確かにむかしの28L給水タンクは出てきたが残念ではあるが最早これらは無用の長物と化したようだ。

とてもじゃないが此れをしっ立てて車のトランクへ納めることは此のわたしには出来ぬ相談になる。