老いのひとこと

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無断掲載

世はストレス社会。
 
都会の喧騒。
 
疎外された人間性
 
前川清の東京砂漠には「彼方に逢えた」救いがあった。
 
此処は大都会ではない。
 
地方都市の外れに位置する新興住宅地。
 
こんな処にまでもストレス社会は蔓延する。
 
 
拍子木を打つ音に犬が( おび)えると云う
 
飼い主は犬を抱きかかえて背中を向ける。
 
犬も人も此のわたしまでもが怯える。
 
なぜびくびく怯えながらも拍子木を打つのか。
 
回りがストレス社会で犬までもが神経過敏に晒されると云うのならば夜回りから身を退けばいい。
 
でもわたしは敢えて身を退かない( ひる)まない
 
 
嘗てほんの少しむかしには何処にでもあったむかしの素晴らしく良い慣わしを取り返さなばならない。
 
誰かが其れを為さねばならない。
 
みんなが支え合い労わり合い助け合ったむかしの善い慣わしを引き継ぐように誰かが試み試さねばならない。
 
狭隘なる一町会だけの為ではない、由緒ある金沢の伝統的防火体制の維持のためにも、いやそれ以上に真の美しい国日本の公序良俗のために誰かが試さねばならないのではなかろうか。
 
如何に取るに足らない下らぬ行為であれ変人による変態のような行いは在ってもよいのではなかろうか。