2021-12-10 老いのひとこと 立民の若き執行部体制が動き始めた。 対決し批判一辺倒と揶揄され挙句の果てには立憲共産党とまで蔑まれてしまった劣勢のイメージを懸命に立て直そうと藻掻いている。 そして逸早く提案路線へと軌道修正を試み急激に変容した姿を今開陳した。 ところが何んと早くも伝家のお家騒動の火種が燻ぶり始めたと云うではないか。 何んとも遣る瀬無いやっぱりダメかと力が抜けていく。 本家本元のリベラル派にとっては生温い右寄りの穏健派の挙動がどうも鼻持ちならぬらしい。 参議選後には分裂分党の兆しが在ると尤もらしく報ずる。 岸田さんに安倍さん同様に鋭く刺々しい牙を剥き出して噛み付く態度は決しく似付かわしくはない。 安倍・菅ラインから岸田へと変化したのに呼応して枝野路線から泉路線へと少しく切り替えたことがどうも気に食わないらしい。 片や国民玉木は維新馬場へ秋波を送り見境なくなびきつづけ嘗ての面影は最早どこにもない。 唯一不変の党是を貫く共産党には三種の神器のような天皇制・日米安保・自衛隊への独自見解があるが此れを是非とも今様に変容させる劇的変化に期待を寄せるしかない。 強硬なる共産路線に手を加える柔軟性と寛容性を遺憾なく日本国民に曝け出してほしいのです。 果たして此の三つの大原則を暫し封印しお蔵入りさせる大英断を断行する雅量がないものだろうか。 其れこそが彼方たちが熱望する政権交代に近付く唯一絶対の方策であろうとわたしは確信したい。 他の野党各党に迎合せよと云うのではない。 「ゆく川の流れは絶えずして元の水に非ず」のあの言葉通り我が身の在り様に少しくご勘案あって然るべしと思いたいのです。 然すればヒョイとしてあの芳野さんと玉木さんが振り向いて呉れるかも知れない。 そうすれば占めたものではないか。