2022-02-12 老いのひとこと 正月に逢えなかった孫息子と孫娘がお揃いでやって来た。 立派な社会人として成長して呉れたものだ。 成長を祝して少しく乾杯を交した。 刺身一皿に家内特製のめった汁に舌鼓を打ちながらの歓談でした。 時はタイムスリップし桜の頃に額谷公園の芝生の上を走り回る二人の息遣いが今以って伝わる。 体育館のフロアを独り占めするように三人でお面やお小手やお胴の基本打突に汗したことも遂昨日のようだ。 奇しくも突然、じいちゃん時節が温かくなったら面を被って稽古したいよとささやく。 耳障りの好い音階にうっとり聞き入る。 10年振りだね、防具のサイズが合わねば貸しますよと即答した。 孫娘はプロ並みのイラスト術の妙手になる、早速来るべき我が遺影を頼むことにし予約を済ませた。 プログラミングに精通した一番孫ではあったがウイルスのように侵入した厭らしいペイントアプリの消去にアタックはしてくれたが本日はフオトアプリに置き換えるとこには至らなかった。 其の内何とかしますと頼もしい。 宝刀「友重」と「由緒書」の引継ぎの確約を取り交わしたも同然の色よい返事が届いた。