老いのひとこと

 

主旨や趣は元より時代背景も全く異なる事とは言え、ウクライナ国も日本の国も共々大国ロシアを相手にして戦った間柄になる。

日々額新町地内で出逢う旅順戦役で没した歳若き三勇士の慰霊碑の前にて暫し佇み首部を垂れる。

いくさの背景は異にするが破竹のロシア軍勢を向こうに回して共に戦う姿は同じだ。

御三方の遺霊に向かい旅順要塞攻略の要諦と戦意を鼓舞する心意気を是非ともウクライナの兵士に授け給いますよう懇ろに願を懸けまする。

 

戦争放棄を堅持するお国柄ゆえ武器供与は叶うはずがない、せめて此の戦意を鼓舞する心意気だけでご勘弁願いたいのです。