老いのひとこと

上座(かみざ)があれば下座があり上手(かみて)があれば下手があるように上手な歌い手や俳優さんが居れば何とも無様な下手糞な演舞者が居ることはどうしても否めない。

年がら年中絶え間なく休むことなく朝の6時半にはNHKのラジオ体操は欠かすことなく鳴り響く。

朝日と新鮮な空気を浴びて新しい一日のスタートを切る。

誰しも好スタートを期して満を持しラジオのスイッチを入れる。

其処は流石にNHKの本職だけあって上手い、体操へ心地よく誘い運動意欲を快く鼓舞してくれる。

ヤル気がミルミル満ちて来る、自然と体が動き始める。

ベテランアナウサーが担当する朝は格別だ、気分が乗り気持ちが好い。

 

ところが此れどうしたことか然に非ざる日に出くわす。

新米アナウサー取り分け女性の方が気になる。

何故かしら志気が鼓舞されない、気分が萎える。

仕方なくお付き合いいたさねばならない、真面目に懸命に取り組んでは居られるが何故かしら波長が噛み合わないので其のお方が気の毒に思えてならない。

今少し養成期間を勘案為されば如何なものだろうか。

謙虚にして驕らずリスナーのこころの中に寄り添うように奮励あらんことにご期待申す。