老いのひとこと

硬くてゴマが噴くのと柔らかくてゴマ無しの甘柿が在りそうだ。

詳しい事は分からないが経験上そのように思える。

先日、後者の扁平なゴマ無し甘柿を仰山戴いた、早速所望いたし皮をむき口に致せば柔らかい甘みが口の中に広がるが否や口全体に異様な渋みが走りきて吐き出した。

爛熟しすぎたのだろう完全に渋が戻っていた。

ならば干柿にするしかない、家内は早速皮をむきわたしは其の尻から紐で結わいで吊るすのだがヘタに付く小さな枝に絡めるのに豪く難渋した。

渋柿で難渋、渋々しく神経臭いのはどうも苦手のようだ。

 

食べ残しにはウイスキーを振り掛けビンの中で渋抜きを試みたが果たしてどうなる事やら。

 

剥いた皮は捨てずに天日干しに、栄養価高く効能抜群だという。