老いのひとこと

師匠舟田氏から面白いレクチャを受けた。

津田近三の実兄成瀬正居の次女貞は不破彦三家の直系為儀の元へ嫁いだのだという。

そして其処で貞が産んだ為治なる人物が成瀬正居家に養子に入り一応曲がりなりにも名門成瀬家の血統は今日まで存続しているとの説明を聞いた。

ただ此処で話は脱線し彦三大火の後昭和3年に開通した彦三大道りの名のゆかりの人物加賀藩人持組不破彦三と日本共産党の大御所不破哲三氏と或るはヒョイとして何らかの人脈がアリャしまいかと言う話となった。

気になったので調べて見れば本名上田建二郎氏がペンネームに

不破の姓を付けたのはご近所の「不破塗装店」から拝借したもので名前の哲三は自分が鉄鋼関係の仕事だったので鉄三から哲三に改名と云う事で筋違いも甚だしく吹き出してしまった。

長らく日本共産党のトップに君臨された堅物不破哲三さんが

庶民的なユーモラスさを持ち合わせる御方であったとは此れ驚きです。

津田近三の兄上成瀬正居家に関わる不破彦三と時の人不破哲三とは全く無縁の間柄であることが判明してほっと胸を撫で下ろした次第である。