老いのひとこと

早いものだ術後40日を過ぎた、経過観察中に付き眼科へ行く。

視力改善の兆しなく前回同様0,7に留まる、でも免許更新の基準値をパスして呉れて胸撫で下ろす。

それにしたも此の歳で免許更新とは一体何事だ、まだ見ぬ先の先々の先のことを云々するとは怪しからん、厚かましくも烏滸がましい限りだ。

矢張り今の今を精いっぱい生きることに尽きようことよ。

 

今回もまた眼底検査がある、医師からは何も告げられなかったのは異常がなかった証しだろう。

 

眼鏡処方箋を手渡された、メガネの新調になる、最期の最後に相応しいお気に入りのメガネを眼鏡屋さんで作ってもらうことにしよう。

此れぞまさに間違いなく見納めと成ろう最後の眼鏡なのだ。

 

しばしの間、愛寵せねばならぬがあそこへ入る時には外さねばなりますまい。