老いのひとこと

とうとう悪い予感が的中した、ココチモ製ヘッドホン型集音器が欠陥商品であることに気付き潔く返品した。

ココチモはわたしに取りては決して心地よいモノではなかった。

電話のベルのような充電を促す警告音が入るのでたっぷり充電したにも関わらず正味二時間余りで再び警告音が鳴る。

仕様書には連続十時間使用可能とあるにも拘らず此れは一体何事ぞ。

此れは明らかにリチューム電池の不良品に気付く。

一箇年の保証期間があっても電池交換は製造元へ送付し実費3080円と送料は此方持ちと判ってバカ臭くなった。

 

購入者が88歳のボケ老人なら気付かぬだろうと恐らくは返品された欠陥商品を体よく装って売り付けたに違いなかろうとボケ老人はボケ老人らしく勘繰ったのだ。

 

好い気になって代金四万円近くを支払い済みならとんだ騒ぎななったのだが旨いことに未納で在ったので事なきを得て本当に好かったわい。

とかく此の世は油断も隙もない世知辛い世の中なのだ。