老いのひとこと

寒い日は雨合羽を晴れれば色褪せたウインドウブレイカーを羽織り何時ものように裸足に草履がけでお出かけだ。

雪や霙とて決して厭うことはないが、積雪多き時はさすがにご遠慮申す。

そして、空一杯に青空が広がり降水確率零パーセントであれ必ずや雨傘を携えお出掛けだ。

異様な出で立ち他人見れば近寄りがたき怪物と伏し目がちに遠ざかろう。

間違いなく典型的な認知症患者のお出ましだ、いや徘徊だ。

和田先生がご指摘の通り紛れもなく奇麗さっぱりとボケて仕舞っている。

ボケ=脳の老化=認知症+老人性うつ

 

今此処に至れば此の老人性うつに罹患しないように細心の注意を払わねばならない事になろう。

曲りなりにも外歩きが適うのは鬱ではなかろうと自負いたすが此の二つが併発しないように他人の目を気にすることなく兎に角なにがあろうとも外歩きに精を出さねばなるまいぞ。