老いぼれへぼ剣士の独り言

 
引き続き幻想的な思い付きを記す
 
この際、政治のことなんてどうでもよい。
所詮、いかに気にしたって諦めるしかない。
わたしは、政治的無関心層へ知らぬ内に傾斜し追い詰められていた。
そうした矢先、8月29日代表選挙の日を迎えた。
どうしたことか理由もなく、もう一度政権交代に夢を託してみようという気持ちになってしまった。
正直言って、海江田さんでなくてよかったと思った。
もし、海江田さんが勝っておれば、私のブログで政治談議に花が開くはずがない。
恐らく、大きな幻滅感に打ちひしがれて何もかも気力は萎え去っていたことだろう。
海江田さんは、ひょっとしてそういう日本国民の落日の憂き目を予見されて、敢えて失態を演じて自ら身を退いた。
つまり、海江田さんは絶妙の演技で自作自演の絡繰り劇を見事に演出し、結果的に野田さんを推挙したのではなかろうか。
海江田さんは、日本国の将来を見越して自己犠牲の範を垂れたのではあるまいか。
海江田さんは、自らが巨億の金の動く政治とは決別宣言を為したのではなかろうかとわたしはわたしなりに推測致したしだいなのです。
然すれば、海江田さんは実に見上げた傑出せし偉大なる政治家の一人に列挙されること必至なのです。
 
野田さんは、わが身自身を泥臭い一匹のドジョウに擬えて、代わり映えのない地味な存在なので支持率アップには寄与するはずもないと随分卑下されていた。
自分は艶やかな金魚のような存在ではないが地道に国民一人一人に寄り添って肌のぬくもりを感じつつ実感の伴う政治を取り戻す事を約束していたような気がしてならない。
ノーサイドを宣告した。また、怨念の政治からの終息宣言もあった。
あの子は好き、あの子は嫌いという子供染みた低次元の党内抗争はもう辟易した。
もう、うんざりだ。犬も食いやしない。
輿石 東氏を幹事長に、平野 博文氏を国対委員長に推挙した。政調会長には朋友前原 誠司氏を充てて党内融和に完璧を期した。
なんとしても誰一人手抜かりなく、転がり落ちんとする雪だるまを一致協力して支え合って行かねばなるまい。
果たして如何なる展開があることか、国民は固唾をのんで見守るしかない。
雪だるまがまくずり落ちないように下から支えるお手伝いを志願する有志が果たして・・・
新首相野田佳彦氏が党員資格問題であの方へどのような接触があろうことか。
あさに興味津々なり。
まさか諫言に及ぶようなことはあるまいに・・・