独り言

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吾は唯足るを知る
 
 
昨日孫との久し振りの手合わせ
共々、その技量は本格派には遠く及ばずまことに非力なり
然れども、その思いや心掛けこそ健気なり
厚く自負せり
余の唯一人の門下生であり愛弟子でもあり、剣友たり得る人物と心得たり
斯くなる願望を繋げて竹刀を振る
かつて手懐けた蹲踞の仕方完璧に会得せり
片や寄る年波に蹲踞ままならず、歳月の流れと悲哀痛烈に襲う
頭のてっぺんから爪先まで全身全霊の力をを振る絞り一心不乱に打ち込めればそれでよい
誠の目を見開いて気を貫いて呼気鋭く聲響けばなおよい
共々、ありがとうと一礼をかわし互いの健闘を称える
面を外せば、実に心地よい汗に快感を覚えた次第
 剣の醍醐味を知る者は仮に蹲踞ままならずとも幸せなのなのです
吾唯足知なのです