石舟斎役にぴったりだった故藤田まことさん
夕雲流剣術書 小出切一雲 誌(11)
上泉の直弟子たち
⑧ の2【柳生は當御家へ召出されて、此亦弟子の中に品々の所得ある者出で、流の名を改て樣樣にあつかう、】
口語訳
また、石舟齋宗厳は家康と立会い無刀取りにて破り、その折剣道指南役の要請があったのだが辞退し、代わりに五男の但馬守宗矩を推挙した経緯で江戸幕府との深い関わりを持つに至った次第なのであります。
宗矩の長子、柳生十兵衛三厳は柳生の里にて新陰流の道場を開きました。
更には、石舟齋宗厳の長男厳勝の次男に柳生兵庫介利厳がいました。
なお、渡辺一郎氏の原著の頭注部分を大いに参考に致しております。