雑草園顛末記《4》

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④ 草むしりと山野の草草
 むしった草の捨て場はもっと鬱蒼と繁茂していた。
 いっきに摘み取ろうと目をやると、紛れもなく野蕗ではないか。
 大きく傘を開いて化けてはいるが、まだまだいけそうだ。
 茎も小指ほどして生育良好、十本程度の収穫は望めそうだ。
 更によくよく目を凝らすと、なんとミツバが群生しているではないか。
 一葉口に含んでみれば間違いなくミツバの香りが染み渡る。
 一平方メーター強の広さの堆肥置き場に過ぎないが、そこが山菜の宝庫と化したのでした。
 とんだ大自然のおこぼれに与かり、わが狭き雑草園から自然の恩恵にいろいろと接し得て、自然と笑みがこぼれでたのでした。
 
 いまや、孫たちは高2と中2になってしまった。