老いぼれへぼ教師の回想記《93》

企業見学レポート=その13
 
6 おわりに
 
 各社にて、垣間見たモラール高揚のための施策の数々、これをば三無主義に毒された教育の現場に如何にして還元すべきなのか、いやいや還元すること自体が果たして可能なのか。
 可能だとするならば、如何なる条件を整備すべきなのか。
 わたしは、未だにこれを模索する術すら持ち得ない。
 閉講式において、参加者全員より異口同音に其の有意義さを強調する讃美のことばがあった。
 私もまったく同感であつた。
 
 産業教育振興中央会並びに愛知県立愛知商業高校の安藤、鈴木両先生に深く御礼申します。
 
 あれから30年の歳月が流れ、世は様変わりした。
 未だデフレ克服もままならず雇用形態も激変し、多くの若者たちが呻吟している。
 彼らの有能なエネルギーを活かし切れない日本国のジレンマを何とか出来ぬものだろうか。
 為政者は仲違いすることなく、日本人みんなが素晴らしい叡智を出し合いながら夢と希望に満ち満ちた日本国を再建するべく命懸けで取り組まねばならない野田。
 当然ながら、小沢新党への東京証券市場の反応はなかったという。
 日本國中が冷め切っているのです。
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この作品は遊夢さんの
絵手紙より借用しました。
日本の国に夢と希望が
満ち溢れるようになった
らいいですね。