雑草園顛末記《9》

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廃炉を待つのみ
続焼却炉  
⑨ そもそも事の発端は、わが家で出した相当量の剪定ごみを自己責任のルールに則り自己処理しょうとしたことにある。
シュレッダーの手に負えない中枝や枯れ枝の類を手持ちの焼却炉でもって処理しようと思い付いた次第なのです。
写真のような、全長162センチで煙突部110センチ弱のコンパクトな炉なので大量燃焼は為そうにもできない代物なのだ。
 
考えてみれば、斯くも煩雑なことを為さずに市の可燃物処理日に所定の場所へ搬出すれば事済むことには違いない。
それを敢えて、わたし流の流儀に基づき良心的にかつ良識的に配慮しつつ善意と好意を示さんとしたのだが横やりが入り、しかもお咎めを戴くに至った。
条例違反で処罰の対象になるとのことだった。
牧歌的な「落ち葉焚き」という童謡の世界は最早この日本国にはない。
抒情的雰囲気は通用しない世の中になってしまった。
寂しい限りである。
 
わたしの為さんとしたことは、傲慢で独善的な年寄の偏屈な自己主張だけであったのだろう。
そうならんように気には掛けていたのだが、とうとうわたしも意地悪じいさんになってしまったワイ。