老いぼれの愛犬日記《14》

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927日のことです。
 
りりのもとへとても立派なお花が届けられた。
送り主は某「犬の美容院」のAさんでした。
 
生前リリは二三か月ごとにシャンプーをしていただいた其のお店から、殊の外豪華な生け花の盛籠を頂戴してしまった。
わたしのリリを担当してくれたその御方は殊更手厚く吾がリリをお世話して下さったに違いない。
 
幾枚ものスナップ写真が添えられていた。
りりもよくよく心を許し慣れ親しんでいたのだろう、わたしには見せてくれなかった安らかな安堵の色が、よくよく読み取れるのです。
面識なきそのお方は動物愛護の念熱きまさに天職を得られた方だとお察しした。
リリにとっては、この上なく幸せであった。
そして今、リりの霊前にまでお出ましいただき弔いの言葉を掛けてくれて本当にありがとうございます。
 
わが愛犬リりは果報者です。
わが愛犬は人徳ならぬ犬徳 (けんとく) (あつ)き犬だった何よりの証しになります。
故犬 (こけん)に代わり厚く御礼申します。