2012-12-23 うらなりの記《109》 無題 #その他文化活動 ⑮三省堂の大辞林によれば、両側の前額部(こめかみ)に電極を置き通電(一〇〇ボルト電圧を数秒間)するとてんかんのようなけいれん発作がおこる。 前頭葉の機能を弱め興奮を除くとある。 医師が電源スイッチに手が伸びるのをわたしは横目で見ていた。 複数の助手が待機していてわたしは諸に観察された。 暗い部屋がスパークする同時に失神した。 私は何度、この処刑台の上に乗せられ感電されたかは知らない。 その都度死に損なったことになろう。