老いぼれの独り言(タイ=6)

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タイ国ツアーに参加して=その6
 
 バンコクの人口は推計で六百八十数万の大都会だ。
 車社会が到来したが道路事情が追い付かない現状は何処も変わらない。
 随所で拡幅工事がみられ、また地下鉄建設工事が拍車をかける。
 車の渋滞はバンコク名物の一つに違いない。
 そこへ以ってTUKTUK称する小型三輪タクシーが縦横無尽に走り回る。
 トウクトウクの前身はダイハツ「ミゼット」の改良型であるらしい。
 現在でも、そのエンジンはダイハツの660㏄そのものであるという。
 幸い義弟は足繁くバンコク滞在を経験している関係で片言のタイ語には事欠くことはなかった。
 走行メーターがないのですべて料金は運転手との直談判に委ねられる。
 往々にして日本人はぼったくれに逢い惨澹たる憂き目に遭遇したことを耳にするのだが、あの際は何事もなくホテルまで1000バーツで運んでもらった。
 料金的には本来のタクシーと大差はなく、ただ小回りが利くことと解放感が売り物なのだという。
 
 案の定、帰路においても猛烈な渋滞に巻き込まれていた。
 路面バスとてままならない。第一バスレーンなどあるはずもない。
 見ていると、歩道わきの左車線ではない中央分離帯脇の右車線にいた乗り合いバスは、何と驚くなかれ、その場所にて停車し乗客の乗り降りをさせているではありませんか。
 お客さんたちは命懸けで車の間を縫いながら道路を横断しているのです。
 勿論渋滞の最中で車は疾走こそしていないが危険この上ない光景でした。
 大したお土産話の種を頂いたことになる。