老いぼれの独り言

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わたしは既に相当歳を召してしまった。
周りを見渡す限り一族同族の中では何時の間にやら最古参の類いに数えられてしまった。
為すべきしごと、果たさねばならぬ諸々の課題に取り囲まれて呻吟する。
残された年月が刻一刻と削られてゆく言うにゆわれぬ焦燥感に苛まれる。
寝つきが悪く寝覚めとて芳しからざる今朝のこと、ふと野田山墓地探索を思い付く。
絶好の好天に誘われ、残雪深き野田山へ踏み入る。
母方直系の未だ知らざる遠き遠きご先祖の墓石に吸い付けられるように雪道を行けば前方より人の気配あり。
真冬の墓参とは稀有なるお方と拝顔すれば何と舟田氏ではないか。
此処を裏庭のように自在に闊歩なされる氏ならばこそ、それにしても全く偶然の奇遇であった。
これ幸いと、金太郎の墓石、内蔵助のそれ、玄蕃家の墓地、今枝家の墓地まで詳細な解説入りでつぶさに案内していただいた。
極めてラッキーであった。
残された時間に為さねばならぬ諸課題の一つが解消し、昨日はとても有意義な一日でした。