老いぼれの独り言

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暴力や体罰を容認したり園田監督さんを擁護する気はさらさらないのだが日本國中寄って高って各メデアはこの当事者を非難し集中砲火を浴びせている。
まだ四十にも届かぬ若き熱血漢が一度や二度の失策で葬りさられてしまう事には少しばかり納得が行きかねる。
任命権者の任命責任もさることながら全柔連自体が、一人の若き指導者に全てを託し世界一の覇権獲得を丸投げしていた体質の方がより切実なる問題ではなかろうか。
今此処で事がこれほどまでに喧伝されるのを見て上部団体のお偉方は年若き一人物に詰め腹を切らせてしまったのではないのか。
園田さんが強化指導面で窮地に陥っていたのなら周りのベテランたちは何故サポートの手を差し伸べなかったのか。
嘉納治五郎の高邁な精神とか理念を一献交わしながらでも真剣に説諭する人物が何故一人もいなかったのか。
第一線を退いても裏方に回ってコーチャーとして任用する手はないものだろうか。
その間において、先達たちの素晴らしき良書を漁り人間として生まれ変わり、指導者としての資質を高める機会をこの若者に与える度量のでっかい人物がいないのか。
テレビに映る園田さんのお顔を見ながらこんなことを考えた次第です。
判官びいき」と云おうか、武人園田隆二さんへの「惻隠の情」の持ち主はわたしだけなのでしょうか。
そう云えば「再チャレンジ」を国是となされたのは確か安倍総理ではなかったかな・・・