老いぼれの独り言

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侍ジャパンの山本監督も元へ銀座長州屋の社長さんが一振りの日本刀を謹呈したのだという。
幕末の名高き刀匠であった源清麿の名品を肥後の国の赤松太郎兼照が模して複製した逸品らしい。
紙上には山本監督がおもむろに手にしずっしりとした感触を味わっているようすがあった。
バットに匹敵するその重さに、自分に課せられた重責の重さを嚙みしめているかのようにも見えた。
侍は一度敵と対峙すれば、遣るかやられか命の遣り取りであったろう。
がたがた手足が震える凄まじい恐怖感から脱出するには、自ら死を覚悟して敵の刃の下へ吾が身を呈する以外生への望みはなかったのだという。
四つの戒めを冷静に受け止め、潔く勇猛果敢に戦う以外には勝利の道はあるはずがない。
真剣は、敵方を斬るだけではない、おのれの弱き心や邪で非道なる心を断ち切るための物でもあろう。
蛇足ながら、やはり双方共に左手主導で振り切るものと思う。
刀を持つ親指先は下から上へそして目の前の敵ならば、バットを持つ親指は球をヒットする瞬間には手首返して恐らく敵軍投手に向くのではなかろうか。
勿論手打ちは罷りならん、足と腰と腹で打つ、脇閉めて掌柔らかく脱力したまま全身全霊で打つ。
 
何と生意気な知ったかぶり鼻持ちなりませんね。