老いぼれの独り言

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昨日の月曜日朝“きらクラ”を聞いた。
ロシア人美人ピアニスト イリーナ・メジュエワさんがゲストで居られた。
亜麻色の髪の乙女”を演奏された。
何処かで聞き覚えのある旋律だった。
 理解の乏しい田舎の年寄りだが、それとなく何とも言えない繊細で優美な情景が脳裏に浮かびあがった。
 知りもしない者にもまざまざと一つの情感を蘇らせる魔力を芸術家は持ち合わせることを知った。
 高度な至芸の持ち主であっても演奏中は楽譜から片時たりとも目を離さないという。
 ドビッシィの作意に反して己の曲を奏でることは、これほど作曲家を冒涜する行為はないのだとおっしゃる。
 図に上がるな調子に乗るな、初心に返り基本に忠実たれ。
 無言の教えを此の番組からとロシア人ピアニストから頂いた。
 さあ、今日も基本通りに巻き藁に立ち向かおう。