老いぼれの独り言

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近隣の扇台地区に「高橋川愛扇会」というボランテアグループがある。
先日、此の総会への参加呼び掛けに応じ赴いてみた。
後高山を水源とする高橋川はかつてより暴れ川の異名の通り洪水氾濫を繰り返した。
それで、河川改修工事が1976年より何と20年越しに1995年に漸くにして完了したのだという。
これを機に、扇台地区住民が此の河川を愛し愛でんがために作られた善意のグループらしい。
発意発端は実に素晴らしく申し分のない、結構そのものだ。
処がどうしたことか定刻になっても閑散としている。
辛うじて定数に達したのか地元有志のごあいさつから始まった。
その中に、一際異彩を放つ提案者がお一人いらっしゃった。
此処に会した我々はこよなく高橋川を愛している者同士だ。
この際此処にいる方々は渇水期の夏場にみな挙って河川敷に降りて腐食不能のビニールプラスチック類を素手で拾らおうではないかと正論をぶたれたのでした。
此の勇ましく立派な建設的意見にわたしも賛同の意思表示を為そうと思ったのだが会場での反応はまったくないに等しかった。
無視され等閑に付されてしまったわけだ。
そして、事もなく議事に入り昨年度の事業報告、会計報告からあっと言う間に今年度の事業予定がすんなりと拍手にて承認された。
最後に議長よりその他の意見を促されたが誰しも発言はなかった。
先ほどの正論は物の見事に反故にされてしまったのです。
新参者のわたしとて言いそびれてしまった。
わたしはそれほどの正義漢ではないのかも知れない。
それにしても、何となく後味が悪い会合だった。