老いぼれの独り言

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 洪水の被害から未然に難を逃れねばならない。
 川床の堆積物を除去すれば水流は増し堤防決壊は避けられよう。
 恐らく誰しも納得した上で工事は認可されたのに決まっている。
 ブルトーザーやショベルカーが力いっぱいのエンジン音を轟かせ
忙しなく上下左右に動いている。
 その様子を見ていた下校途中の小学生が「鳥さんたちが可哀そう」と口にした。
物凄い騒音でよくは聞き取れなかったのだが、」わたしの耳は確かにそのようにキャッチした。
ヤッーと思った。
コレハコレハと思った。
 子供たちなりにその間の因果関係に思いを馳せ何かを捉えようとしている。
 特殊な感覚ではなくごく普通の感覚で捉えた感情表現であったのでしょう。
 わたしも同じ想いであったが彼女らの会話に介入はしなかった。
 でもその時に一つ思うことがあった。
 近隣の小学校や中学校の社会科なり道徳科の生きた教材になりはしまいかと直感した。
 「わたしたちの身近に流れる高橋川の河川改修工事の是非について、メリットは何かデメリットとして何があるか」徹底討論してみても面白い。
 Debate学習の格好の材料ではなかろうかと思った。
 そういえば此の地域には二つの中学校と四つの小学校があるではないか・・・
 今からでも遅くはない、一つ提案してみようか・・・
 次世代の日本国の将来を担う子供たちである。
彼らの意見や感覚が行政に反映されてもいい事ではないか。
 机上プランの18歳選挙権問題を現実化するためにもいい事だと思う。