老いぼれのタイ行き《13》

イメージ 1
 
タイ国ツアーに参加して=その13
チェンマイ近郊で番傘屋さんへ連れて行かれた。
わたしも日本人の一人としてかつての時代へのノスタルジアを感じた。
戦前のある時期に着物を着て番傘を差したような微妙に微かな記憶が甦ったような気になった。
もはや西洋化されアメリカンナイーズされた現代文明の中では奇抜な希少価値を見出すに足る存在でしょう。
日本の老舗和傘メーカが当地の廉価な労賃目当てに此処チェンマイの地に進出したものと思いきやどうもそうではなさそうだ。
タイ国人ガイドさんは誇りあるタイ民族の伝統工芸の一つなのだと力説する。
むかし何処かでよく窺がった工場制手工業またの名をマニファクチュアーが現に目の前で展開された。
観光客目当てにしたら随分大仕掛けだ。
本格的操業を見せ付けられた。
聞けば和傘の発祥の地が此処タイ国で中国に伝わり、それが奈良朝時代に日本に伝来したのだという。
傘に関してはタイ国が先輩国だったとは些か驚いた。
いい勉強になりました。
どうもありがとう。