老いぼれの独り言

イメージ 1
 
 
殊更取り立てて物申す事柄ではありません。
大人気 (おとなげ)ないしかもたわいないハプニングに過ぎません。
わたし自身が大人気ないしかもたわい無い奴に過ぎないだけなのです。
大縄跳び競技に出場しました。跳ぶ人6人内小学生が3人縄を回す人4人計10名編成でした。
跳んだ回数が17回で (かんば)しく有りませんでした。
入賞を逸しました。
残念だったけど、それでもみな健闘を称え合いながら退場しました。
ところが間を置くことなく三等賞に入賞したとの一報、カップラーメンがわたしにも届けられた。
諦めていた身であったばかりにみな跳び上がって歓呼の声を発して喜びました。
他チームに失格行為があったので繰り上げ入賞したとのことでした。
ところが青天 (せいてん)霹靂 (へきれき)、戴いた景品の回収の報入る・・・
入賞は間違いだったので回収しますと云う。
本部での手違いで迷惑を掛けたという詫び状もなく突如回収いたしますとは此れ如何に、一体何事かとわたしは遅疑逡巡することなく体を張って激しく噛み付いた。
敗色濃厚の星野監督は語気荒げて狂い起つ。
あのリアリスチックな物凄い形相で選手の闘争心は見事鼓舞されていた。
内心、わたしもあれをやってみたかったのかも知れません。
もともと構造が単純なヤツなのです。
敗色を払拭する最良策と (いき)り立って見せたのです。
間髪を入れずにコーチャーがわたしの行動を身を以って制止なされた。
臨場感あふれる演出効果満点の寸劇ではなかったでしょうか。
ヤレやれ、ホンマに疲れますわ。
 
どうしたことか、未だに公民館当局からの正式の詫び状がわたしの手元に届いてはいないのです。
 
だーれもみな冷静なのです。
わたしだけが一人いきり立っていたのですよ。