剣道はすごいぞ≪1≫

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 孫が小学5年生の時突然剣道をやってみたいと口にした。
 野々市の道場にお世話になりその都度わたしは引率した。
 折に触れ、彼には剣道はすごいぞと持ち掛けたその折の構想を一冊にまとめてみた。
 生憎、出版元が倒産し宙に浮いたまま在庫の品は今も屋根裏で眠っている。
 孫の剣道も中座したまま目下のところは眠っている。
 所詮、誰しも寄り付くことなく誰からも顧みられることのない代物だが屋根裏の隙間から零れ落ちる一筋の陽光に我が身を曝してみることを決意した。
 
2007年に新風舎より発行した拙著「剣道はすごいぞ」をわたしのブログに転載いたすこととした。
 
 
 
 
『剣道はすごいぞ』
   ―伝統と文化を大切にしてよりよい日本国をめざそうー
 
 
はじめに
 
 既に隠遁の身となった今、わが身を振り返りながらこの日本国を取り巻くさまざまな現象を岡目八目で見るに付けなんともやりきれない思いがするのである。 
テレビのワイドショウには縁がなかったのだが、たまたま先日思いがけない番組に出くわすことになる。
去る十一月十一日のフジテレビ系の「たけしの教育白書」でもたらされた凄く素晴らしい起爆剤を一過性の一つのワイド番組に閉じ込めたまま終わらせてはいけないことだと痛感した次第だ。
これに続く第二弾第三弾に期待するしかない。
もはや最近の流行語となりつつある「品格」という言葉があちこちで独り歩きしている訳だが、実はこの番組でも日本人の品格をテーマにしていたのだ。