老いぼれの独り言

イメージ 1
 
 
ひとりごと=その2
硬軟織り交ぜた様様な人間模様を垣間見た。
人様みな夫々、人間性は決して一様ではない。
火急を要した此の際には日頃の性分が意外と諸に露見する。
誰しもみな怖くて心配でたまらないのです。
天井から落ちてきたらどうするのかという。
ヤツは1メートルもジャンプして攻撃する、どう対応するのかと云う。
高枝から落ちて来て首を噛まれたらどうするかと云う。
外で洗濯物を干せない。子供がうっかり手で触ったらどうするのかという。
万が一の際の補償を考えているのかと云う。
この近辺一帯の一斉捜査を専門業者に委託すべしとおっしゃる。
全てがすべてご無理もないもっともなご指摘なのです。
処が愚かしくもわたしはそれらに反論ではないにしても言い訳がましいことを口走ったり口遊 ( くちずさん )んだりしていた。
ネットで得た知識や里山に馴れ親しんだ山男からの活きたお話や県立自然史資料館の先生から得た教訓話等をなぞりながらわたしは愚かにも知ったかぶりを披露していたのです。
とても恥ずかしいことに気が付かなかった。
そのような言い訳がましいことは返ってみなさんの心中を逆撫ですることに気付こうとしなかった。
逆効果で在るばかりではなく事態を泥沼化させる何物でないことに無頓着であった。
わたしの大きな大きな反省点の一つになる。
元を正せば、それらの原因の張本人がおのれ自身であることに今やっと気付くような愚か者であるのです。
誰一人として悪くはない、只一人わたしだけが正しくなかったと断言したい。