老いぼれの独り言

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とても興味があったので第6話のDVD録画を入手し、取り分け激しく打ち合う場面を繰り返し再生しいろいろ分析してみた。
 
意気消沈の果て路上に蹲る近藤さんに半沢は近寄り「ちょっと付き合わないか」と誘う。
まさかセットのようには見えなかったが恐らく母校の道場に見立てて何処かの道場で実際に打ち合ったのでしょう。
ところが打突のモーションが意外と早く竹刀操作や理に適った打突が繰り出されたかどうかは残念ながらわたしの目には正確に捉えることができなかった。
何故かしら足捌き体捌きをカメラのレンズは捉えることを控えたように思えた。
あの鮮やかな面技の連打を的確なる送り足で捌くには相当の技量を要するだろうと感じた。
一見無駄打ちのようにも覗われたが激しく面の連打を打ち捲くっていたのは事実、片や一方はひたすら防禦の体勢で請けていたようだ。
また、文字通り竹刀が見事に撓ってはいたが撓り具合や度合いから見て的確な有効打突が成立していたかどうかについてもわたしの目にはよく分からなかった。
恐らく駒を早送りで放映しているのか面布団に炸裂した瞬間を捉えることも難しかった。
此れもわたしの目が未熟なのかもしれない。
体当たりから突きに転じ羽目板に突き飛ばす場面はさすがに臨場感にあふれていた。
わたしにはあのような激しい稽古は知らないし経験もない。
前段は半沢さんが一方的に攻めまくり後段は発奮した近藤さんが圧倒した。
そこでドラマの画面は終わったが願わくは両者が互角に綺麗に見事な正面打ちを出し合う出色の「相打ち」場面を設定して欲しかった。
結末フィナーレを暗示するような場面にして欲しかった。
完璧の「相打ち」を成就すればつまりは「相抜け」の領域に達するのではあるまいか。
とにかく興味は尽きない。