老いぼれの独り言

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今年も歳末助け合いの期間がやってくる。
街頭募金を呼びかける黄色い声は何とも微笑ましい。
自発的に任意な自由意思で募金に応じる行為は人として崇高な姿に違いない。
今年も伊達直人のニューフエースが颯爽と登場することに大いなる期待を込めてこいねがっている。
ところが豈はからんや今年のわたしの心情は鬱陶しい限りなのである。
先日の連合町会の寄り合いで異論なくすんなりと可決されたことがある。
言うまでも無く歳末助け合い募金運動への全面協力依頼である。
募金を呼びかける集金袋を各戸延べなく配布し然るべき後には各戸延べなく回収するに与かるべしとの強いお達しが出された次第なのだ。
何んとも旧態依然とした前世紀の遺物と思しき悪しき慣習が平然とのさばり闊歩致したのである。
成るほど表立って募金を強制徴収することはないにしても町会組織が袋を配布すること自体募金を勧誘しそそのかしたも同然まったく戴けない。
況してや全戸より空袋でもよいとにかく回収いたすべしとの通達はまさにファシズムそのものだ。
文字通り町会単位の目標額と実績額を対比し達成率を公然と公表し覇を競わせる。
慇懃無礼な姑息な手を使ってきたものだ。
弱者救済を大義名分にして半強制的に徴収を課す巧妙過ぎる手の内は新自由主義的競争原理そのものではないかと勘繰りたくなる。
頭の痛い難題課題を背負ったものだ。
図に嵌まらぬよう如何様に対応すべきか、決断致すべき時が直ぐにやって來る。