老いぼれの独り言

イメージ 1
                                借用掲載
 
たわい無いことだが大阪に滞在中三人乗りママチャリを時折借用した。
体裁などどうでもいい不恰好がだ安全性を第一にして造りは実に堅固でずっしり重い。
双子ちゃんの送迎時には何故かしらわたしはあぶなかしいと敬遠されてしまった。
従って常時とは行かず空車の折にそっと目立たぬように乗り回した。
気分転換と運動不足解消のための恰好の材料に成り得たわけだ。
マンションを出て西へ10K弱に「泉尾」があり其処を左折して凡そ20K強ほど南へ進めば「北恩加島」地区に至り何と道路は行き止まりとなる。
幸い大阪市が運行する自転車と歩行者専用の渡し船に乗って大阪港の内海に位置する大正港を横切り「鶴町」に入る。
此の「鶴町」からさらに南下して大運橋交差点を左折すれば大正通に至る。
そして、只ひたすら北上すれば「三軒家東」のマンションに辿りつく。
総延長は驚くなかれ百キロメーターに手が届きそうだ。
二回試走した。
ところが実に快適、いい運動になる。
何んと道幅五メートルに近い歩道が延々と完備されるのだ。
そこへ以って段差がないオンボロ車でも何の衝撃もなくルンルン走る。
我らが愛する「金沢」は然に非ず。
歩道の至るカ所に物凄き段差があって下手をすれば衝撃で前歯が折れそうだ。
前歯が触れ合わないように口を半開きに致さねばならない。
「金沢」の女性ドライバーは怖い。
一端停車もせず小路からニョキット顔をだし自転車優先と通り過ぎると醜い眼付で睨み付けカラ吹かしの凄いエンジン音を残して急発進する。
少なくとも大阪では斯様な非常識なドライバーはわたしが知る限り皆無であった。
歩行者優先、次いで自転車優先が板についている。
洗練された都会らしさで、恰好がよい。
生き馬の目を抜くバイタリテイに満ち溢れた大阪であったにしろ事、道路行政だけは別格でありました。
弱者の声なき声が行政を動かしている証しかも知れないと思いました。