あれやこの
花咲き匂ふ
卯月かな
年頭に当たり詠んだ句である。
孫たちが揃って高校、大学受験を迎える。
春四月念願叶って晴れの新しきユニホームの袖を通す日がとに角待ち遠しいのです。
とに角、今は決して後ろ向きなネガチブな観測は致しません。
絶対に致してはならんと肝に銘じているのです。
必ずや成就するものと硬く確信するのみなのです。
それも学神菅公さんに手を合わすより野田山に清三郎近猷参りに励む方がより身近で手っ取り早いのです。
必ずや上溝桜の可憐な花々に祝福される日が必ずや到来することを固く信ずるしかない。
思い返せば、わたしら夫婦にとっては受験の二文字には縁なく見放されるばかりであった。
桜散る悲哀の味しか知らないわたしらに三十年振りの朗報が舞い込むことを夢見るばかりなのです。
恐らく五月連休には大阪からも孫たちが大挙して祝福に馳せ参じてくれることだろうから悦びも倍加いたそう。
何にもない寂しかったわが家に百花繚乱の如く一気に色とり鮮やかな花ばなが咲き匂う時がもうすぐにやって來る
あっ、そうだ。
来年は一年越しに鯉のぼりを泳がせよう。
更にもう一つ彩りを添えなくてはならない。