老いぼれの独り言

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金沢の四十万地内に鎮座する霊峰―標高180㍍の霊宝山にメスのニホンカモシカが出没したのを地元カメラマンが見事捉えたとの報道が地方紙に掲載されていた。
 先日、わたしが投稿した巨大な足跡は決して捏造したものではなく虚偽の報告を為したものではなかった事を完璧に明かしてくれたのです。
 やっぱしそうだったのかと確とした確証を得て気分は爽快である。
 鹿の実像を提供為された彼のカメラマンに感謝申したい。
 とにかく、この写真はわたしの実体が虚像ではないことを証明してくれたことになるのです。
 最近とみに、わたしはおのれの存在がなぜかしら虚ろに映り為すことが悉くまるで虚像のようにみえてしかたがないのです。
 齢のせいかもしれないが、此の大地の上を自分の両脚でしっかり踏まえ一歩一歩を捉えているのか認知できないような感覚に陥るときがあるのです。
 その意味で本日の新聞記事はわたしにはとてつもなく意義深かった。
 
 
 わたしは、虚々実々の駆け引きとか虚々実々の攻防戦は好かん、性に合わないのです。
 彼我共々捨て身の相討ちの技に出て瞬時に勝敗を決する方を好むのです。