老いぼれの独り言

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わたしにとっては初孫になる。
 体躯はとても小柄ではあったがそんなことには些かも気に掛けず大らかで屈託なく何よりも素直そのもの実直な子である。
 わたしの小学生時代の古い古い通信簿の身長と体重の数値にそっくりさんなのでびっくりし驚きもしたことを思い出す。
 幼稚園の入園式にも小学校の入学式にも中学校、高等学校の入学式にもわたしは列席した。
 そして今日の良き日にわたしは大学の入校式にまで厚かましくも臨席してきた。
 今や凛々しきスーツ姿の若者に成長したではないか。
 よかったよかったと悦びを共にして祝福させてもらいました。
 学長さんをはじめ知事、市長さんらが各々素晴らしい( はなむけ)の言葉で以って新入生たちを激励し式典を盛り上げていた。
 此のわたしにはそんな立派な言葉はない。
 ただ、じいちゃんは言いたい。
 どんなことでもよい他人の真似のできないおのれだけの独創的分野に穴を開け掘り下げ徹底的に究明していってほしい。
 善き教官に可愛がれ好き友人たちと切磋琢磨して地道に勉学に励み真の実力を囲っていってほしい。
 常に目を外に向け世界に向け英語と中国語をマスターし国際的感覚を身に付けていってほしい。
 
 今日のお昼のワイドニュースで取り上げていたが『実験ノート』なるものがあるらしい。
 科学者の端くれなら、如何に些細で幼稚なことでも良い此のノートに克明に記録することが第一歩なのだと今日のテレビは報じていましたよ。
 但し、別の観点からは『実験ノート』は古式に則った慣習に過ぎず金銭的な知的財産を主張し確保するための一手段なのだという冷めた見解も聞きました。
 実験結果のデーターを今様のパソコンやビデオに収録しても一向に構わないという見解でした。
 
 お前には、どちらの遣りかたでも構わないがピュア―な方法でピュア―な成果をもたらすことだけに期待します。
 
 ガンバレよー。