老いのひとこと

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今回は掘り出し式「土鈴」作りに挑戦した。
縄文のむかしには占いや魔除け、祭礼時の祭具として或いは情報の伝達手段として用いられたのでしょうか。
土器や土偶、埴輪と並び各地の遺跡で発掘されるのだという。
粘土の塊を二つに割って内部を抉り取って掘り出し再び貼り合わせて出来上がりという比較的造作は簡単そうだ。
問題はその厚さ厚味をほぼ5ミリぐらいに一定化させる作業が遣り慣れないことなので至難の技になる。
どうしても無難なところで手を打ち分厚い肥満体になってしまう。
況してや、継ぎ目の段差を埋めようと細い紐を宛がったので猶のこと弐段腹参段腹の物凄い代物に乾せ上がってしまった。
今日は減量作戦を綿密に錬ってもっぱら終日ダイエット作業の為に切り出しナイフとサウンドペーパーを駆使て精を出した。
当然ながら、まるで石橋を叩いて渡るように細心の注意を払いそれでも結構大胆に切り込み飛び出たお腹の脂肪分を削ぎ取って行ったのです。
一政画伯から頂戴した臍下丹田に気力充実させて「観の目」、「観の感覚」鋭く全神経を指先に集中させて一心不乱に掛かってみました。
恐らく、忘我の境地と没我の心境に到達し得たのでしょうか正味二時間強の時計の針の何と速かったことか。
心地好い充実感こそ味わうものの些かの疲労感も残らなかったのでした。