老いのひとこと

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今日の日曜日は何日振りかに晴れ上がった。
小春日和の好き日に町内の自主防災の訓練が行われました。
第1部として小学校の屋上より町内の街並みを見下ろし各々の避難経路を確認し合うという洒落た構想でした。
つまりは、おのれの命はおのれが守るしかないことを互いに確認し合ったことになるのだが、おのれの命をおのれの手足で守ることの敵わぬ方たちの事を如何に措置するかが今後の大きな課題となりましょう。
此の事こそが最も大切な大問題だとわたしはつくづくそう思ったのです。
 
第2部は消防署前で耐震車に試乗し地震の震度を実体験するコーナーでした。
此処には、当町会のみならず校下の各町会のみなさん方も大挙して参集なされとても盛況でありました。
各々はヘルメットを着用し4人一組になって車上に設置されたテーブルの前の椅子に腰掛ける。
動力が作動して先ずは震度三、次いで震度四最後に震度七の揺れを体験する。
ところが緊迫した臨場感はあまりない、まるで遊園地のちょっとした乗り物に乗るに等しい情景に映った。
正直のところ、もっと真面目にやれと言いたかった。
東北の被災地の方々に対し大変申し訳ないことではないかと何故かしらそう思った。
此の度の主催者団体の方々は冒頭イの一番に東北の方位に向きを変えて一分間の黙祷を捧げるべきではなかったのでしょうか。
斯くなる配慮と心遣いが欲しかったなあと思ったのです。
次いで、更に向きを高尾の山並みの方に変えて然るべき金沢大学の先生のお声から「森本~富樫活断層」の何たるかについて其の概要を手短に講話して戴ければそれに勝ることはないと存じた次第なのです。
つい目と鼻の先に生々しい活断層があることを知れば自ずと緊張感あふれる催事に早変わりしたはずなのです。
然るのちに粛々と体験会に入ればもっとより好き雰囲気の中に有意義な実効性高い成果が齎らされたのではなかろうかと思ったりしたのです。