老いのひとこと

イメージ 1
 
 
 
イメージ 2
 
 
金工大の学食へは何度か足を運びあの雰囲気からある種フレッシュなエネルギーを嗅ぎ取って来たりするのです。
気分転換を兼ね今日は県大を目指した。
生憎、愛車は家内の許にあるので歩くこととした。
南が丘病院を横に見て野々市市役所裏手の歩道に出て津田駒の社屋を右折しJA富奥経由で程なく着いた。
意外にも此の富奥集落の外れに武術師範西村清太郎の顕彰碑なるものを見付けた。
剣道に関わる大人物らしいが此のわたしは不甲斐なくも存じ上げることはなかった。
どうも明治から大正期の剣術家で此処富奥の地に道場を開いて剣道普及に尽力なされたお方らしい。
 
広大な敷地を誇る県立大学のキャンバスは落ち着いた雰囲気のなかにあってひときわ静閑さを漂わせている。
午前の講義の最中だけあって学生たちの姿は散見するだけでした。
広い食道にも、人影はまばらだ。
定食らしきセットメニュー400円を注文した。
100円学食のご時世には少し割高感があるが学生さんの絶対数からしてこればかりは万やむを得まい。
御飯には雑穀米が炊き込まれ願ってもないこと、大鉢には竹の子と人参に豆腐とつみれとお肉の煮込みが大量にあって、もう一品インゲンの胡麻和えに味噌汁つきでした。
からだを動かし腹ペコだったので殊の外美味しかった。
窓越しには白山連峰の山並みが一望でき格別のレストランの風情であった。
終わり際には、講義を終えた学生諸君が群れを為して押し寄せてきたのには些か圧倒されたのでした。
食堂は瞬時にして若者たちの雑踏と化し活気に満ち溢れたのです。
 
徒歩での帰路はさすがにグロッキー気味ではあったが曇天の中ながらも白山連峰の真白き稜線を垣間見て足の疲れも吹き飛んだのでした。