老いのひとこと

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お天気に誘われて年甲斐もなくバッテングセンターへ単身赴きました。
随分以前に買い求めたプリベードカードだったので有効期限が気掛かりだったが幸い機械は受け付けて呉れました。
ウイークデーの昼日中なので悠長なお人はさすが誰もいなかった。
金沢ドームスタジアムは此の時ばかりはわたしが独り占めしまさに独壇場と相成った次第なのです。
兎に角、わが性分はわらびしい限りなのです。
何でもやって見なくちゃ気が済まないお子さん同然の厄介な年寄りなのです。
嘗ての往時には額谷球場にて沖野一馬投手の快速球を打ち砕いたあの当時の快感を寄り戻し再現いたしたくバッターボックスに立ってみたのでした。
それにしても、ここ数年バットを握る機会はまったくなかったので欲張ることなく最も遅い時速70キロの球で妥協することに致しました。
野投手の剛速球には遠く及びはしなかったがそれでも十分に満足できたのです。
たしかに弐三球は見事な空振りで終わったのだが次第にチップやファールボールが出るようになって四五本ほどレフト線への痛打も打てたのでした。
アッと云う間の25球の配球でした。
何せ、球が飛び出す間隔が早すぎる、忙しなく次から次へと呼吸を整えるいとますらなかった。
握力にも限界を感じ1ゲームでゲームセットにいたしました。
お蔭で、あの額谷球場で老春を興じあった六名のプレーヤーとのより好き思い出の数々が甦った一時でした。