お昼のワイドショウを見れば、極悪非道なる人非人の悪さを次から次へと伝えています。
手に負えないどうしようもない輩が人間の命を蔑ろにし許し難き蛮行を繰り返したのだと繰り返すのです。
我ら視聴者はISこそが諸悪の根源であり、悪の権化こそがまさにISなのだと教え込まれ印象付けられる。
悪い奴は向こうに決まっている、こちらは全然悪い事は何もしてはいないのだと思い込まされている。
ある意味我らは洗脳させれいる。
いや、もう既に洗脳されてしまったのかも知れない。
TVは間違ったことは絶対に報道しません。
まさに、その通りです。
TVは正しいことを報道されています。
間違いなく正義を貫いていられます。
ところが、衆議院予算審議で共産党の議員さんは逆転の発想から総理の人道支援援助がIS側の蛮行の引き金となり一連の人質殺傷事件に火を点け相手側に言い訳を云わせる口実を与えてしまったのではなかろうかと総理に喰い付かれたのです。
つまり、IS側の言い分を代弁したともとれる発言でありましたので大方の新聞テレビは此の種の報道はあまり大きく伝えようとはなさらなかった。
でも、その後堰を切ったように民主党も維新の党も相呼応して立ち上がりIS側寄りの発言が矢継ぎ早に発せられ始めたのです。
さらには、元大使で在られる外交官や元官邸に詰めた官僚の方も事の重大性にかんがみ政府対応の甘さを指摘しとても意義深き重々しき発言を公表なされたのです。
果たして此の双つの見解を冷静に見極めていずれに本当の正義が貫かれているのか確と見定めねばなりません。
問題は其処にあると思うのです。
いずれにしろ、流石我が日本国には言論の自由が存立され民主主義の旗が翻り未だ健全であることを国内のみならず全世界に発信したことになりはしまいか。
この一連の大事件に対しては、必ずや厳正中立で公正なる立場から厳しく検証作業が施されその全容を国民の前に開示なされますことを望みます。
政府部内だけではなく是非第三者によるものも設置して頂きたい。