老いのひとこと

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又してもしょむないお話しでかたじけない。


 わたしはしょむないヤツです、おめでたい奴なのです。


 正直云って、わたしはJoe Cockerを知らなかった知りませんでした。


 相当の時代遅れのお馬鹿さんなのです。


 今わたしは


 「I‘m So Glad I‘m Standing Here Today」に聞き入っています。


 意味は分からないが訴え來る旋律と不思議な雰囲気に圧倒されています。


 もちろん、ヴォーカルバンドCrusadersについてもからっきし駄目でした。


 何処か耳の隅っこに仕舞ってあった様な遠い昔に何処かで聴いたようなあの物凄い旋律「愛と青春の旅立ち」をユーチューブから引っぱり出して只今夢中に聞き入るのです。


 


 使わなくなった古いバッグから500円硬貨を見付けたような気持ちに等しいのです。


 先日の土曜日に久し振りに巻藁の前に立ってみようと車を走らせる中、カーラジオより「今日の日に今此処に立てれる悦びをひしひしと感じいる…」とアナウスされ聞き慣れない曲が流れてきたのです。


 巻藁の前に立つわたしと曲名の「Standing here today」とが重なり合い見事に共鳴しはじめました。


 生憎、その当日は兼六道場の催事で無駄足を踏まざるを得なかったのだが早速ネット君に尋問いたしてみれば意外なる事実を知らされ只々恥ずかしさだけがいや増したのです。


 細々とした貧弱なる我が人生が何とも惨めで嘆かわしいではないか。


 遅ればせながらもAmazon Musicに登録し此の曲を発注いたしました。


 


 云ってみれば、このわたくしは「転んでも只では起きない」貪欲なる嫌な奴なのです。


 弓を射損じたが得難いアーチストに巡り合えてこの上ない喜びを味わっております。


 Joe Cocker氏の死を悼みご冥福をお祈り致さねばなりません。