法定の事=その1
忘れぬうちに急ぎ書き置く我が忘備録なり。
法定の形を再開するにあたってその所作の手順を留め置く。
先ずは一本目八相発破
- 閉足帯刀姿勢にて相互の礼
- ㋜木剣抜いて左手にて切先掴み峯をしごきつつ正眼に構える㋩
- 開足刃を左に向けて持ち替える
- 左手腰に宛がいおもむろに蹲踞し木剣を垂直にして床に伏せる右手指先延ばし柄に添わせ右手も右腰に宛がう
- おもむろに立ち上がり開足を閉足にする
- 運歩による四神(陣)を踏む・㋜阿形にて右足を退く・吽形にて左足を退く㋩・㋜阿形で左足を前へ進む・吽形で右足を前へ進む㋩
- 開足して蹲踞し右手で木剣を取りおもむろに立ち上がり左手を添える同時に刃を下にして閉足姿勢にて正眼の構えになる
- ㋜おもむろに木剣を水平にしつつ頭上の掲げるその折左手親指と人差し指で木剣を支える爪先を立てさらに両手を頭上真上に高く掲げ阿形にて剣尖で大きな円を描くが如く左右の手を左右に開き、左人差し指にて確と大地を指差す
- 吽形にて左足右足と肩幅ほど前へ進み出る㋩此処までの所作は打太刀仕太刀共に変わらず仕太刀は打太刀に遅滞なく寄り添うように行われねばならない。