老いのひとこと

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狂気の沙汰と云えるかもしれません。


この雨のなか上下の合羽で身を包みペタルを漕いで参集した。


どなたからも強要はされていません、あくまでも自意識からほとばしり出たけな気なる行為です。


8月30日には全国津々浦々で今の政治を憂慮し反対の烽火を掲げて起ち上がった。


その善意の有志たちは自分の意思を雄々しく直接行動でぶっつけた。


それに呼応しないで知らぬ顔して済ますわけには行かなかった。


かりに年老いたちっぽけな存在であれこの国の将来を思う気持ちだけは決してちっぽくはないぞ。


心意気を示さねばならない。


今示さねばいつ示すのだ。


今紅顔なれど夕べにはわかりません。


老骨に鞭打ち雨のなか犀川河川敷に馳せ参じました。


誰がカウントしたのでしょうか今日の参加者は1800名という。


色取り取りの雨傘の花が咲く、そこへこれまた色取り取りの各単産労組の組合旗が所狭しと林立する。


見事と云えば確かに壮観ではあったが反面それとは裏腹に此の組合旗の多さには些か驚き少なからず幻滅を感じた。


本日の集会には組合旗はそぐわないと思う。


賃上げ闘争ではないはずです。


政治を動かす主権者たる誇りを自作のプラカードに託して高々と掲げるべきであったのではなかろうか。


色取り取りの各種各様のプラカードで現政権を揺さぶらねばなりません。


こんな手段でしか抵抗する術を持たないもどかしさを跳ね除ける為にもわたしは自作のプラカードを自転車のカゴに掲げて公道脇を堂々と走り抜け家路につきました。